軽井沢ブループラーク

軽井沢町が始めた「軽井沢ブループラーク」制度。
ブループラークとは、建物の概要が書かれている青色のプレートのことで、建物の壁や塀に着けて掲示するものです。
この制度はイギリスで150年ほど前から行われていて、これは軽井沢版となります。
軽井沢に存在する歴史的建造物を保存し後世に伝えてくことが大きな目的です。

今回認定されたのは「軽井沢会テニスコート」や「つるや旅館」など30件の軽井沢町内の建物。
建造物の選考や調査は「軽井沢ナショナルトラスト」が協力しています。

軽井沢タリアセンに移築された建造物もこの30件に含まれていましたので認定式に伺うことに。
手渡されたブループラークは、直径30cm厚さ4mmほどのステンレス製の青い丸板。
ここに建物名と簡単な紹介などが書かれています。

認定され町から授与されたものは、ブループラークとこれを留めるビス4本と額装された認定証の3点。
つまり設置は所有者にお任せということです。

ブループラークはステンレス製なので結構な重量。
認定された建物はすべて古い建物で、直接壁に打ち付けるのも、やや抵抗あり。
ということで、タリアセンにある建造物は支柱を製作して、
そこにブループラークを、もらったビスとは違う素敵なビスで打ち付け、
建物の回りに立てました。

旧朝吹山荘「睡鳩荘」
ペイネ美術館(アントニン・レーモンド「夏の家」)
深沢紅子野の花美術館(明治四十四年館)
有島武郎別荘「浄月庵」
堀辰雄1412山荘(スミス別荘)
野上弥生子別荘離れ「鬼女山房」
辻邦夫別荘
※明治四十四年館は有形登録文化財、睡鳩荘は有形登録文化財申請中

一度にたくさん認定されましたので、設置にも時間がかかりました。

今回は30件でしたが、今後ブループラークは増えていくようです。
そのうち軽井沢ブループラークマップのようなものができるかもしれませんので、
観光に訪れた際に、ブループラークを巡る旅も楽しめると思います。

認定されている中で、通常一般公開していない物件もあるようですのでご留意ください。

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